今回は、Javascriptで配列に値を追加する方法を解説していきます。
ここでは、要素の追加、削除、値の取得の内容を扱って行きます。
プログラムをする上で配列に関して避けて通ることはできません。プログラムを学び始めたばかりの人は、配列を扱うのは難しいと思うかもしれませんが、難しく考える必要はありません。
JavaScriptの配列の基本的な構造と種類について
まずは配列について理解していきましょう。
配列は大きく分けて2つになります。
- 配列
- 連想配列
配列
- 同じ型のデータを一列に並べたもの
- 先頭が「0」であること(0,1,2,3,4…と増えていく)
var array = ["a","b", "c", "d"]
連想配列
- 1つの変数で複数の「キー」と「値」または「関数(メソッド)」を持てます。
- キーは任意の文字列を使えます。
- 構文は、波括弧( { } )でくくります。項目が複数の場合はカンマで区切ります。
var associative_array = {
a: '1',
b: '2',
c: '3',
d: '4'
}
JavaScriptで配列に要素を追加する方法
配列に値を追加する方法はいくつかあり、先頭に追加する場合や末尾に追加、特定の位置に追加するといったケースがあります。
- 末尾に追加:push
- 先頭に追加:unshift
- 特定の位置に追加:splice
末尾に値を追加(push)
配列の末尾に値を追加する場合は、push関数
を使います。
var array = ['a', 'b'];
array.push('c');
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'b', 'c']
先頭に値を追加(unshift)
配列の先頭に値を追加する場合は、unshift関数
を使います。
var array = ['b', 'c'];
array.unshift('a');
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'b', 'c']
特定の位置に値を追加する場合(splice)
特定の位置に値を追加する場合は、splice関数
を使います。
2番目に値を追加 : splice
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.splice(1, 0, 'Z'); // 二番目に追加
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'Z', 'b', 'c']
3番目に複数追加する
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.splice(2, 0, 'X', 'Z'); // 三番目に複数追加
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'b', 'X', 'Z', 'c']
インデックスを指定する場合の注意点
インデックスを指定して値を追加する場合は上書きといった形になるので注意が必要です。
以下の例では、2番目に値を追加できているように見えますが、もともと2番めにはb
の値が入っており、そこに新たにZを追加(上書き)している形になります。
var array = ['a', 'b', 'c'];
array[1] = "Z" // 二番目に追加
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'Z', 'c']
JavaScriptで配列から値を削除する方法
- 末尾を削除:pop
- 先頭を削除:shift
- 特定の位置に追加:splice
末尾の値を削除(pop)
配列の末尾から値を削除する場合は、pop関数
を使います。
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.shift();
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['b', 'c']
先頭から値を削除(shift)
配列の先頭から値を削除する場合は、shift関数
を使います。
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.shift();
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['b', 'c']
特定の位置の値を削除する方法(splice)
特定の位置から値を削除する場合は、特定位置へ値を追加するときと同様にsplice関数
を使います。
2番目の値を削除
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.splice(1, 1); // 二番目から一つ削除
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'c']
2番目と3番目の値を削除する
var array = ['a', 'b', 'c'];
array.splice(1, 2); // 二番目から二つ削除
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a']
JavaScriptで配列の値を取得する方法
配列から末尾の値を取得
var array = ['a', 'b', 'c'];
var value = array[0];
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'b', 'c']
console.log(value); // 'a'
配列の先頭から値を取得
var array = ['a', 'b', 'c'];
var val = array[array.length - 1];
// ↓↓↓ 出力結果 ↓↓↓
console.log(array); // ['a', 'b', 'c']
console.log(val); // 'c'
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