【現役エンジニアが解説】システムエンジニアとプログラマーの違いとは?仕事内容や必要スキルは?

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システムエンジニアとプログラマーは同じように見られることが多いですが、仕事内容やどういう違いがあるのかわからないと思ったことはありませんか?

この2つでは仕事内容も違うのでそれぞれで必要なスキルも異なってきます。

今回はエンジニアとして4年働いて実際に経験した、仕事内容の違いと必要スキル、給料面の違いについて解説をしていきます。

この記事を読んでわかること
  • エンジニア、プログラマーとはないか?
  • 2つの仕事内容について
  • プログラマーとエンジニアはどっちがいいのか?
  • 給与面の違いについて

エンジニアとプログラマーの違いとは?

結論:プログラマーは作る人、システムエンジニアは設計する人だと思っていてください。

建築で例えると、システムエンジニアが建築士でプログラマーが大工さんと置き換えれるでしょう。

エンジニアとプログラマーの違いについて見ていきましょう。

システムエンジニアとは?

システムエンジニアとは、システムを設計、構築、運用する仕事を担当する人のことを指します。システムエンジニアは、システムの構成要素を分析し、それらを組み合わせて適切なシステムを構築することや、ネットワーク構成やサーバの構成を設計し、それらを構築すること、コンピュータシステムやネットワークの問題をトラブルシューティングすること、コンピュータシステムやネットワークの運用を行い、その状態を監視することなどがあります。

システムエンジニアは、通常、その会社や組織が業務で使用するシステムやネットワークを担当することが多いですが、外部のお客様向けにもシステムやネットワークを提供することがあります。また、システムエンジニアは、セキュリティ対策を講じることや、システムの新規導入や改修工事をプロジェクトとして管理することもあります。

プログラマーとは?

プログラマーとは、コンピュータプログラムを作成する仕事を担当する人のことを指します。プログラマーは、計算機に対して何をするかを定義するためのプログラムを作成することで、コンピュータを制御します。

プログラマーは、アプリケーションやWebサイト、ゲームなど、さまざまなコンピュータプログラムを作成することができます。プログラマーは、そのプログラムが正常に動作するように、プログラムのエラーを修正したり、新しい機能を追加したりすることも担当します。

プログラマーは、言語やプログラミングツールを使用してプログラムを作成するため、それらを習得することが重要です。また、プログラマーは、仕様書や設計書を読んで、それに基づいてプログラムを作成することもあります。

システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違いは?

システムエンジニアとプログラマーの仕事内容の違いは、担当する工程です。

開発をする中で、上流、中流、下流と工程があります。その中で、システムエンジニアが担当するのが上流〜中流の工程を担当します。

プログラマーは中流〜下流の工程を担当します。

上流工程

  • システム企画
  • 要件定義
  • 基本設計
  • 詳細設計

下流工程

  • プログラミング(コーディング)
  • テスト
  • 納品
  • 運用・保守

システムエンジニアの仕事内容

システムエンジニアのしごとは一般的に以下のような作業があります。

No.項目説明
1要件定義ヒアリングとも呼ばれる段階でお客様がどんなシステムを望んでいるのかをはっきりさせ何を作るのかを明確にする段階です。
2基本設計顧客の要望を実現するためのシステム設計を行う段階です。
3詳細設計どのような技術や仕組みを用いて実現するか、どのプログラマーが実際にプログラミングする際に必要になる具体的な設計を行います。
4テストシステムが設計通りに動作しているかを確かめる段階です。
5運用・保守障害対応やシステムメンテナンスの作業を行う段階です。

システムエンジニアは主に上流工程を担当します。また、スケジュールの管理やプロジェクトの進行を管理するのもシステムエンジニアの仕事になります。

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容は一般的に以下のような作業があります。

プログラマーは家を建てる場合の大工さんと同じような役割を担当します。家を建てる場合は、建築士から設計書が渡され、設計書通りに家を立てて行くと思います。

プログラマーも同じでシステムエンジニアから設計書が渡され、設計書通りに開発を進めていきます。

No.項目説明
1プログラミングシステムエンジニアが設計を行った仕様書に基づいてプログラミングを行う段階です。
2テスト作ったシステムが使用どおりに動いているかを確かめる段階です。
3バグ修正テストを行った際に出てきた不具合の修正や改修を行う段階です。

システムエンジニアとプログラマーはどちらのほうがいいのか?

結論:どちらがいいかはやりたいことによって異なります。

システムエンジニアとプログラマーというのは、異なるプロであり、それぞれが担当する仕事も異なるため、どちらがいいかということは、その人が興味を持っていることや、得意なこと、将来のキャリアプランなどによって異なります。

システムエンジニアは、システムを設計、構築、運用する仕事を担当するプロです。この仕事は、システムが重要な役割を果たす現代社会では、求められる職種であり、将来的にも需要があると考えられます。

一方、プログラマーは、プログラムを作成する仕事を担当するプロです。この仕事は、コンピュータが普及し、さまざまなアプリケーションやWebサイト、ゲームなどが作成されることで、需要が高まっています。将来的にも、さまざまな分野で新しいアプリケーションやサービスが開発されることで、プログラマーが求められると考えられます。

したがって、どちらがいいかということは、その人が興味を持っていることや、得意なこと、将来のキャリアプランなどを考慮する必要があります。

年収の違いについて

システムエンジニアとプログラマーの月平均年収は、業界や会社によって異なります。また、個人のスキルや経験も年収に影響するため、一概には言えません。

そのため、年収の違いを示すことは困難ですが、一般的に、システムエンジニアの方が年収が高いとされています。これは、システムエンジニアが担当する仕事が、通常、プログラマーよりも複雑であることが一因です。また、システムエンジニアが担当する仕事は、会社や組織が業務で使用するシステムやネットワークを構築することが多いため、その価値が高いとされることもあります。

しかし、年収は、業界や会社によって異なるため、具体的な年収は、その会社や組織でのポリシーやニーズ、個人のスキルや経験などによって異なります。

システムエンジニアの年収

https://求人ボックス.com/システムエンジニアの年収・時給

求人ボックスの調べによるとシステムエンジニアの平均年収は502万円と日本の平均年収と比較すると高いとされています。

システムエンジニアの需要は非常に高まっていますが、未経験ではじめから年収500万円ほどもらえるとは限りません。

新卒で入社した場合は月収20万円前後でしょう。経験を積んで行けば行くほど年収も上がってきます。年収1000万も目指せないわけではありません。

また、地域によっても年収は異なります。主要都市であれば田舎に比べると高くなります。ただ、最近ではフルリモートで働く人が増えていることからもあり、所属の部署は東京や大阪だけど住んでいるのは田舎という人も増えてきています。

プログラマーの年収

https://求人ボックス.com/プログラマーの年収・時給

求人ボックスの調べによるとシステムエンジニアの平均年収は428万円と日本の平均年収と比較すると低いいとされています。

初任給はシステムエンジニアとはそこまでかわらない20万円前後でしょう。しかし、システムエンジニアとは100万円ほど平均年収に差があります。これは、上流工程を担当するシステムエンジニアはプログラマーと比べると求められるの能力の難易度が高くなってきます。

そのため、システムエンジニアのほうが年収が高くなっています。

まとめ

  • システムエンジニアとプログラマーの違いについて
    • システムエンジニアは上流工程をメインに担当、プログラマーは中流〜下流にかけて担当
    • 家を建てることで考えると、システムエンジニアは建築士、プログラマーは大工さん
  • 仕事内容の違いについて
    • システムエンジニアは要件定義や設計をメインに担当し、プログラマーはプログラミング(コーディング)、テスト、バグ修正などを担当します。
  • 年収の違いについて
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